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JICA円借款人材育成事業フォローアップ会合

2016年11月8日(火)、に在中国日本国大使館(北京市)において国際協力機構(JICA)主催の円借款人材育成事業フォローアップ会合が開催されました。当該事業は、2002年度から2008年度まで、中国内陸部を中心とした22省·約200大学を対象に、円借款を通じ、ハード面支援として校舎建設や実験資機材の調達を行い、またソフト面支援として大学教官や大学事務局職員の訪日研修が実施されていました。今回は、当該事業に携わった日中の政府関係者、大学·教育関係者約45名が一堂に会し、交流を行いました。

国際協力機構中華人民共和国事務所の川村怜子所長助理の進行のもと、会合を代表して在中国日本国大使館経済部長の林禎二公使から挨拶があった後、「人材育成事業の効果の存続に向けて」および「中日大学間の交流のさらなる発展に向けて」という2つのセッションが行われました。

司会を務める川村怜子所長助理 挨拶を述べる林禎二公使

はじめのセッションでは、国際協力機構中華人民共和国事務所より、19 省で行われた事業に関する事後評価の結果と総括の報告がありました。また株式会社国際開発センターより、山西省·広西壮族自治区·江西省·湖北省の事後評価からの好事例の紹介と、今後の人的アセットの活用についての提案がありました。

次のセッションでは、中国の政府関係者、大学·教育関係者にむけて、JSPSをはじめとした在北京の日本関係機関より、日本への招へいプログラム、留学制度、共同研究助成制度等の説明が行われました。当センターの廣田センター長からは、JSPSの概要及び外国人特別研究員事業を中心とした事業を紹介しました。

廣田薫センター長による事業説明 会場の様子

閉会式では、国際協力機構中華人民共和国事務所の中里太治所長より挨拶があり、会合後も情報共有を行っていけるよう微信のグループを立ち上げたことを案内するとともに、関係各位への感謝を表明しました。今回の会合で中国の政府関係者、大学·教育関係者に事業説明を行い、理解促進を図ることで、日本への研究希望者が多く現れることが期待されます。