2016年12月11日(日)~12日(月)、マカオに隣接する珠海市横琴(HengQin)新区にあるリゾートホテル横琴湾酒店にて「2016中外博士后制度研討会(International Symposium on Postdoctral Systems)」が中華人民共和国人力資源和社会保障部(Ministry of Human Resouces and Social Security of the People’s Republic of China)全国博士后管理委員会(China National Postdoctral Council)の主催で開催されました。
中国のポスドク制度は、1984年の鄧小平氏と李政道コロンビア大学教授(1957年ノーベル物理学賞受賞)の対談をきっかけとして発足しました。ポスドク制度のあり方を検討する会合は、これまで不定期で3回ほど開催されてきましたが、今回のシンポジウムを改めて第1回として、今後毎年あるいは隔年で国際シンポジウムを開催するとのことです。
今回、海外からは、米国NSF北京センター、JSPS北京センター、ドイツヘルムホルツ財団、イギリスノッチンゲン大学、EUなどの海外ポスドク制度の現状が、中国側からは清華大学や北京師範大学等いくつかの主要大学のHR(Human Resource、人事課)、さらには香港学術会議(Hong Kong Scholars Program)の委員長などから、それぞれのポスドクプログラムやポスドク交流の現状が、それぞれ30分程度で報告され、活発な質疑応答が行われました。2日目の午後には、ここ6~7年で極めて急速に発展した横琴地区の技術視察も行われました。
|