2009年10月30日（金）· 31日（土）、浙江大学において「京都大学の日」が開催されました。浙江大学は風光明媚な西湖をもつ杭州市にあり、中国大学ランキングでは清華大学·北京大学に次ぐ第3位の名門大学です。また、学生数は6万人と中国でも最大規模の総合大学です。日本学術振興会北京研究連絡センターは大学国際化支援の一環としてこの開催を後援し、福西センター長が出席しました。京都大学からは西村周三副学長、森純一国際交流推進機構長 の他、32名の教授·准教授が参加しました。

開会式は30日午前に4万人の学生が学ぶ新キャンパス·紫金港校区にある国際会議センターで挙行されました。褚副学長の司会で、浙江大学の楊衛学長及び京都大学の西村副学長の挨拶があり、引き続き福西センター長が挨拶とJSPS国際交流事業の紹介を行いました。午後は工学·医学·農学·情報学·地球環境学·経営管理学ごとに交流イベントがあり、31 日（土）午前には浙江大学学生のための留学説明会がありました。

京都大学が商業都市大阪に近い古都であるのに対して、浙江大学は商業都市上海に近い古都という共通点をもっており、しかも創立が両校とも1897年と同年です。この不思議な縁で参加者は皆強い近親感を覚えました。今後、両校の学生交流や学術交流が急速に発展することが期待されます。