2010年7月23日-25日、北京市中関村地区にある友誼賓館で国際先端生物工学シンポジウム（The 2010 International Symposium on Advanced Biological Engineering）が開催されました。主催は清華大学と東京工業大学で、生物産業技術が共催機関となり、さらに中国国家自然科学基金委員会（NSFC）、日本学術振興会（JSPS）など8機関が後援しました。

6年前に始まった東京工業大学―清華大学大学院合同プログラムによって築かれた研究者ネットワークが中心となってシンポジウムの準備を進め、バイオテクノロジーに関心が高い他の大学·研究機関にも参加を呼びかけ、広範囲な日中の研究者の参加が実現しました。

現在、世界各国は低炭素経済を発展させ、健康で環境にやさしい社会を創り出すために科学技術イノベーションに全力で取り組んでいますが、生物工学とバイオテクノロジーはまさにこれからのグリーンインダストリーの基盤となる科学技術です。シンポジウムには日中の大学院修士課程?博士課程の学生も多数参加し、自分たちの研究成果を発表しました。シンポジウムの組織委員会はこれらの若手研究者の研究を奨励するために、優秀な口頭発表とポスター発表をそれぞれ数件選考し、最優秀論文賞と最優秀ポスター賞を授与しました。