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中国科学院半導体研究所における科学技術セミナー(報告)

2013年4月25日(木)、中国科学院半導体研究所(北京市)において開催したセミナーで和田センター長が“Semiconductor Nanostructure-Based Photonic Devices for Ultrafast, Power-Efficient Systems”と題して講演しました。セミナーの参加者は同研究所で学ぶ学生と若手研究者ということで、当日はJSPSのフェローシップ事業についても紹介しました。

黄昆元所長の胸像

セミナーには約40名が参加し、冒頭で行われたJSPS北京センター、外国人特別研究員事業及び外国人招へい研究者事業についての説明を、資料に目を通しながら興味深そうに聞いていました。参加者からは採用人数や支給経費などについて具体的な質問が出され、関心の高さが伺えました。

和田センター長は自身の専門である「半導体Quantum Dotsの光デバイス応用」についての研究内容を実験データを交えて紹介しました。本セミナーは、国内外から同研究所にゆかりのある研究者を講師として招き、同研究所の著名な物理学者で元所長でもある黄昆(HUANG Kun)氏の名前を付し、「黄昆半導体科学技術セミナー」として開催しているものです。和田センター長は、前所属の神戸大学において、同研究所の研究員をJSPS外国人特別研究員として受け入れた経緯から、今回のセミナー開催に至りました。学生たちにとっては、今後研究を継続していくうえで参考になる応用研究の紹介とあり、熱心に聞き入っていました。

半導体研究所所長(左から2人目)らとの記念撮影

JSPS北京センターでは、今回のように興味をもつ学生や若手研究者に直接説明するなど、今後も様々な機会にJSPS事業について紹介していく予定です。

*中国科学院:中国最高レベルの科学技術機関及び自然科学·ハイテク総合研究センター。100余りの直轄研究機関をもち、半導体研究所もその一つ。