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青島大学における大学合同日本留学説明会(報告)

2013年6月2日(日)、山東省青島市の青島大学において、今年度第一回目となる大学合同日本留学説明会(主催:希平会、在青島日本国総領事館、後援:在中国日本大使館、青島大学、JSPS)を開催しました。日本からは14大学(その他資料参加大学6大学)が参加し、青島地区10大学の日本留学を希望する学生約180名が熱心に説明を聞いていました。

全体説明会では、はじめに在青島日本国総領事館の平木場弘人総領事が、「留学は、みなさん個人にとっても、また、国と国との相互理解のためにも重要な機会です。今日は多くの大学の担当者が来ていますので、疑問点などなんでも質問してください」と中国語で挨拶しました。青島大学日本語学科の張主任、北海道大学北京オフィス所長の野澤俊敬教授の挨拶に続き、在中国日本大使館の李 賛東留学アドバイザーが日本の留学制度について詳しく説明しました。その後、日本から参加した大学担当者が、書道やポスター、大学のキャラクターを使った趣向をこらしたプレゼンテーションを行い、各大学の魅力と特徴をアピールしました。会場は立ち見が出るほどの盛況で、資料参加大学のパンフレットもすぐに底をつき、関心の高さがうかがえました。

平木場総領事の挨拶
留学アドバイザーによる説明
大学のプレゼンテーション

全体説明会後にブースを設置して行った個別大学説明では、担当者に対しより具体的な質問をしたり、説明者として参加した大学OBと和やかに談笑したりするなど、終始活気にあふれた説明会となりました。

個別説明の様子

参加した学生からは、「今日の説明で日本留学について良く分かり、ますます留学に対する気持ちが強くなった」といった声が聞かれる一方、学費や生活費などに対する不安の声も聞かれました。

また、当日の午前には青島大学内で、青島市内の大学の日本語学科担当教員と日本の大学担当者との意見交換会が行われました。中国側からは青島大学の王 念家博士が「日本留学に関する中国人学生の抱えている問題について」と題し、青島大学で日本語を学ぶ学部学生に行ったアンケート調査に基づいた日本留学に対する諸問題について、日本側からは北海道大学北京オフィス所長の野澤俊敬教授が、日本への留学を考える中国人学生の意識調査について発表しました。引き続き行われた質疑応答では、日本の留学制度や入試制度などについて具体的な質問がかわされ、予定時間を延長しての活発な意見交換の場となりました。

意見交換会の様子

JSPS北京研究連絡センターでは、希平会の事務局として、このような日本への留学促進を図ることを目的とした大学合同日本留学説明会を中国各地にて実施しています。今後も引き続き日本の大学の中国における様々な活動を支援していく予定です。

<参加大学·機関>北海道大学、東北大学、筑波大学、東京大学、一橋大学、名古屋大学、神戸大学、山口大学、熊本大学、桜美林大学、大東文化大学、早稲田大学、創価大学、福岡大学、在中国日本大使館、在青島日本国総領事館、日本学術振興会 (JSPS)

<資料参加大学>東京農工大学、新潟大学、岐阜大学、広島大学、九州大学、久留米大学