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日中大学フェア及びフォーラム開催

2010年1月29日(金)·30 日(土)、東京駅に近い東京国際フォーラムにおいて、科学技術振興機構中国総合研究センター·日本学術振興会( JSPS )·中国留学服務中心の 3 機関が主催機関となり、「日中大学フェア&フォーラム(副題:変貌する日中の大学―グローバル大競争·連携時代を迎えて)」を開催しました。中国は年率 10 %近い経済成長を 30 年以上にわたって続けており、今年中に GDP は日本を追い抜き世界第 2 の経済大国になろうとしています。この経済成長を背景に高等教育分野でも規模の拡大と国際化が急激に進行している一方、日本では 2004 年の国立大学法人化後、大学改革·国際化への取り組みが全国的に進行中であり、中国との大学間交流も飛躍的に伸びています。

本イベントには日本から 49 大学と 3 主催·後援機関、中国から 38 大学と 3 主催·後援機関の両国合わせて 93 機関が参加しました。このような多数の日中の大学が参加したイベントは今回が初めてで、全参加機関がそれぞれブースを出し、来訪者に最新の情報を提供しました。 JSPS のブースでは 2 人の説明員が東京本部及び北京研究連絡センターで作成した日中学術交流に関するパネルを使って JSPS の内容を説明し、各種国際交流プログラムを紹介したパンフレットを配布しました。また、会場内には打ち合わせ用のテーブルも用意され、いくつかの日中の大学は大学間交流協定締結のための下交渉を行いました。

1 月 29 日には、開会式と基調講演が全体で行われた後、 4 会場に分かれてパネルセッションが行われました。取り上げられたテーマは、「大学の戦略的マネジメント」·「大学とサイエンスパーク·ハイテクパーク」·「大学の国際戦略:学生及び研究者交流の現状と課題」·「大学の研究戦略:重点研究·基礎研究のバランスと研究協力」·「地域に根差した大学作り」·「人材育成の新たな取り組み」の 6 つで、日中のパネリストからこれらのテーマに関する様々な見解の発表があり、活発な議論が展開されました。中国側パネリストからの積極的な発言が目立ち、中国の大学の急速な発展状況が参加者に大きなインパクトを与えました