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2011年JSPS中国同窓会浙江支部による同窓会活動(報告)

2011年8月6日、杭州市の浙江大学近郊にある浙江紫金港ホテル会議室にて、JSPS中国同窓会華東支部浙江分会による学術シンポジウムを実施しました。このシンポジウムは、同支部会員間及び関連分野の研究者間の連携·交流を促進するために、主催がJSPS中国同窓会華東支部浙江分会、共催が浙江大学で開催されました。

シンポジウムの講演に先立ち、佐々木衞JSPS北京センター長が挨拶し、配付資料やスライドを用いて当会の概要や当センターの活動内容について紹介を行いました。外国人招へい事業を中心に事業の紹介が行われ、参加者は熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。

続いて、JSPS中国同窓会華東支部浙江分会を代表して浙江大学の韓峰教授より、シンポジウム開催趣旨について説明があり、同窓会設立までの経緯や浙江分会内で話し合った今後の活動計画についても紹介されました。

その後は、各研究領域より選抜された5人の同窓会員が、JSPSフェロー期間中に収めた研究成果と、帰国後、それを生かして展開した新しい研究成果や業績を紹介しました。医学分野から経済分野まで幅広い異分野の研究発表でしたが、それぞれの講演後は活発な質疑応答が行われ、普段とは異なる分野横断的な討論が、参加者にとって刺激的な機会となりました。また東北大学薬学研究科の福永教授が、「Discovery of a novel cognitive enhancer ST101 as Alzheimer therapeutics」をテーマに招待講演を行い、日中の研究者間による学術交流が行われました。

講演の終了後には、JSPS中国同窓会華東支部浙江分会の会員とJSPS北京センター職員との間で懇親会を実施しました。懇親会では同窓会の活動展開に対する活発な意見交換が交わされ、今後のさらなる日中研究者間のネットワーク形成に向けて有益な機会となりました。