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2012(北京)東アジア農業協同組合の発展に関する国際フォーラム(報告)

2012年9月8日、「2012(北京)東アジア農業協同組合の発展に関する国際フォーラム」(主催:中国社会科学院農村発展研究所合作経済研究センター 共催:JSPS北京研究連絡センター、弘前大学、東京農業大学他)が北京商業幹部学院(北京市)で開催され、北京研究連絡センターから水野副センター長が出席しました。

本国際フォーラムは、日中の学術機関が連携して6年間にわたり定期的に開催しているイベントで、農業経済分野では最大規模の大会といわれています。協同組合に関する研究者や専門家、協同組合運動の実践者に交流の機会を提供し、協同組合知識の共有化を図るとともに、経済のグローバル化の進展の中で、東アジアの農業協同組合が直面している課題を解決し、その成果を社会に発信する目的で開催されました。

開会式では、主催機関の中国社会科学院農村発展研究所権兆能副所長から開会の挨拶が述べられた後、共催機関を代表して水野副センター長が挨拶を行いました。水野副センター長は挨拶の中で国際協働ネットワーク構築の意義について強調するとともに、JSPSフェローシッププログラムを紹介し、さらなる共同研究や研究者交流のために積極的にJSPS事業を活用してほしいと訴えました。その後、二日間に渡って行われた会議には50名を超える日中の大学院生·研究者等が参加して、最新の研究成果の発表やディスカッションが展開されました。

挨拶する水野副センター長

中国社会科学院は、JSPSが協力して事業を進めている中国側の対応機関(カウンターパート)の一つですが、今回のフォーラムで、すでに今年3度目となる共催イベントとなり連携を深めています。北京研究連絡センターでは、今後、中国社会科学院内の日本留学?研究経験者による組織作りにも協力する予定で、JSPS中国同窓会をベースにした多層的で強固な日中学術ネットワークの形成に貢献していきたいと考えています。