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国際先端生物工学シンポジウム(ISABE 2012)開催(報告)

2012年10月25日-29日、広西チワン族自治区の桂林市にある灕江大瀑布飯店で国際先端生物工学シンポジウム(The 2012 International Symposium on Advanced Biological Engineering)が開催されました。主催は東京工業大学、清華大学、広西科学院で、日本学術振興会(JSPS)や中国国家自然科学基金委員会(NSFC)など6機関が後援しました。

このシンポジウムは8年前に始まった東京工業大学―清華大学大学院合同プログラムによって築かれた研究者ネットワークが中心となって継続して開催しているものです。日中間での当該分野での研究交流をさらに活発化させ、さらには他国も含めた大きな国際研究開発コミュニティを形成させることを目的としています。4回目になる今年は、日中以外の国の大学·研究機関も含めて200名を超える研究者が参加しました。

開会式では、主催機関の挨拶に続いて、後援機関を代表して、JSPS北京研究連絡センターの水野副センター長より挨拶が述べられました。その後、生命工学に関する基礎から応用まで幅広い分野での研究発表やディスカッションが展開されました。

講演の様子 挨拶する水野副センター長

現在、世界各国は低炭素経済を発展させ、健康で環境にやさしい社会を創り出すために科学技術イノベーションに全力で取り組んでいますが、生物工学とバイオテクノロジーはまさにこれからのグリーンインダストリーの基盤となる科学技術です。シンポジウムには日中の大学院修士課程や博士課程の学生も多数参加し、自分たちの研究成果を発表しました。シンポジウムの組織委員会はこれらの若手研究者の研究を奨励するために、優秀な口頭発表とポスター発表を選考し、最優秀論文賞と最優秀ポスター賞を授与しました。

ポスター発表 集合写真