2013年5月20日(月)北京市内の北京红墙酒店(Beijing Redwall Sovereign Hotel)において開催された“A3 Foresight Program Workshop on Critical Physics Issues Specific to Steady State Sustainment of High-Performance Plasmas”に、北京研究連絡センター加藤副センター長、他2名が出席しました。
これは、JSPSの「日中韓フォーサイト事業」平成24年度採択事業(実施テーマ:プラズマ物理学)の一つとして、自然科学研究機構核融合科学研究所(NIFS/日本)·中国科学院等離子体物理研究所(ASIPP/中国)·韓国国立核融合研究所(NFRI/韓国)の3機関主催により、事業開始以来3回目(※)のワークショップを5月19日(日)~24日(金)の6日間の日程で開催したものです。
5月20日(月)午前に行われたSession1では、中国側拠点機関のASIPPから開催の挨拶と、中国国家自然科学基金委員会(NSFC)国際合作局亜非及国際組織処の張処長から歓迎の挨拶がありました。集合写真撮影と休憩を挟んで行われたSession2では、各国からの参加者が本事業の研究成果などを報告し、質疑応答では活発な議論が交わされました。ワークショップは、共同研究課題の情報交換や研究の発展、また、若手研究者の養成などを目的に、23日(木)のSession15まで、「Current drive and profile control」「Transport of edge and divertor plasmas」などのトピックスで開催されました。
「日中韓フォーサイト事業」は、日本と中国·韓国の研究機関が連携して世界トップレベルの学術研究、地域共通の課題解決に資する研究及び優秀な若手研究者の育成を行うことにより、3カ国を中核としてアジアに世界的水準の研究拠点を構築することを目的とし、毎年、日中韓3カ国の実施機関(日本学術振興会(JSPS)、中国国家自然科学基金委員会(NSFC)、韓国研究財団(NRF))の機関長会議において次年度の対象テーマを決定し、実施しています。
JSPS北京センターでは、今後もJSPS事業により中国国内で開催したセミナー等に積極的に参加し、HP等を通じて広報していく予定です。
(※)第一回は2012年8月22日に済州島(韓国)で、第二回は2013年1月22日~25日に釧路市(日本)でそれぞれ開催した。 |