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日中言語文化フォーラム「ひと·くに·ことば」(報告)

2014年3月23日(日)に北京大学民主楼·外文楼(北京市)において、日中言語文化フォーラム「ひと·くに·ことば」(主催:筑波大学中国事務所および人文社会科学研究科革新的教育プログラム、後援:JSPS北京研究連絡センター、国際交流基金北京日本文化センター)が開催されました。本フォーラムは今年は筑波大学·北京大学学術交流協定の締結を記念して北京大学で開催されました。参加者は約40名で、当センターからは和田センター長が出席しました。

主催者の筑波大学人文社会科学系長の坪井美樹教授が、筑波大学が国際日本研究の一環として中国人民大学、首都師範大学、浙江大学など中国内のいくつかの大学と進めている日中協働の言語研究の成果発表を行い、これを通じて協働研究のさらなる展開を期待していると挨拶されました。続いて来賓の北京大学外国語学院長の程朝翔教授が言語哲学者J. L. Austinの言葉を引用してフォーラム開催への祝辞を述べられました。当センターの和田センター長は日本語·日本文化に関する日中学術交流によって相互理解が深まり、ここから協働活動へ広がっていくことへの期待を述べました。

和田センター長による挨拶

午前のフォーラムでは、北京大学外国語学院の彭広陸教授(ヴォイス表現)、東京大学総合文化研究科の楊凱栄教授(誤用例分析)による記念講演が行われました。午後は3会場に分かれて合計15件の発表があり熱心な討論が行われました。さらに筑波大学人文社会系矢澤真人教授(文型の選択)、中国人民大学外国語学院の張威教授(主観性の役割)による記念講演が行われた後、閉会式で幕を閉じました。

JSPS北京研究連絡センターでは、今後もこのような日本の大学の中国における学術交流活動を支援していく予定です。