2016年5月16日（月）、山東大学（山東省済南市）において、JSPS中国同窓会山東支部会による事業説明会が開催されました。山東大学での説明会は、初めての開催となるもので、日本での研究活動を希望する約100名の学生等参加者を集めました。

事業説明会では、冒頭、JSPS同窓会員である山東大学物理学院孫振東教授から挨拶があり、続いて、廣田センター長がJSPSの概要及び外国人特別研究員及び外国人招へい研究者事業の詳細について説明を行いました。説明後の質疑応答では、特に外国人特別研究員事業について、博士号取得時期と申請時期の関係などに関する具体的な質問が多く出され、当地での本会の事業に対する関心の高さがうかがえました。

廣田センター長からの事業説明終了後、JSPS事業経験者である山東大学微生物技術国家重点実験室倪金凤教授による日本での体験談をお話しいただき、JSPSの外国人特別研究員事業を通して得た日本の研究生活での利点について詳細に紹介いただくとともに、交通システムや子育ての環境など日本社会全般に関して体験談を交えながら紹介いただきました。今回の説明会は、当初の終了時間を大幅に超えた充実した内容となり、参加者にJSPSの国際事業を強くアピールすることができた事業説明会となりました。

なお、事業説明会終了後は、JSPS北京研究連絡センター職員は、今回の事業説明会をアレンジいただいた孫振東教授による案内のもと、山東大学のキャンパス内を見学し、その後、山東大学韓聖浩副学長を表敬訪問しました。

JSPS北京研究連絡センターは、日中の優秀な研究者間の研究交流活性化のために、今後も事業説明会を中国各地で実施していく予定です。