トピックス・イベント
2024年 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年 2018年 2017年

2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年

2008年 2007年

ウズベキスタンにおけるJSPS事業説明会

2016年9月20日(火)~23日(金)にかけて、2015年度より北京研究連絡センターの業務対象範囲となっているウズベキスタンにおいて、複数の教育研究機関の訪問およびJSPS事業説明会の実施による広報活動を行いました。

9月20日(火)は、タシケントにある名古屋大学ウズベキスタン事務所、タシケント国立工科大学、在ウズベキスタン日本大使館、および高等中等専門教育省を訪問しました。

まず名古屋大学ウズベキスタン事務所を訪問し、Elmurodov Eldorjon副所長より、日本の大学の海外大学共同利用事務所としての集約的業務、およびウズベキスタンにおける日本への留学生獲得に対する活動、またウズベキスタンにおける名古屋大学の活動について紹介がありました。

次に、タシケント工科大学でのJSPS事業説明会では、 修士課程の学生から教授クラスまで、約100名が参加し、歓迎された雰囲気の中で講演が行われました。まず始めに、Farkhod Rizaev学長より、日本とウズベキスタン共同の研究教育·技術革新機能を有するウズベキスタン·日本青年イノベーションセンターについての紹介があり、加えて今回のJSPS事業説明開催の経緯について説明がありました。その後、廣田センター長より外国人特別研究員プログラムを中心としたJSPS事業説明を行いました。JSPSの事業説明の後、名古屋大学ウズベキスタン事務所の今村栄一事務補佐員による名古屋大学の説明があり、最後に、イノベーションセンターのKhurshidbek Makhmudov所長より、現在設計中の同センターの今後の予定を報告し、将来的な日本との交流にむけた課題と展望について言及がありました。

JSPS事業説明を行う廣田センター長 タシケント工科大学での事業説明会

続いて、在ウズベキスタン日本大使館の伊藤伸彰大使を表敬訪問し、ウズベキスタンにおける学術的な現状および課題を踏まえて、JSPSの広報活動に対するご意見をいただき、大変貴重な機会となりました。

また、高等中等専門教育省では、Yakubjon Irgashev国際部長とUsmon Sharifkhodjaev研究課長と意見交換を行いました。まず始めに高等中等専門教育省より、教育省の特色や強み、現在の日本との交流状況について紹介がありました。次にJSPSより、JSPSの概要及び二国間交流事業を中心とした説明が行われました。JSPSの説明に対し、教育省からは、JSPSとの交流に向けた具体的な質問や、ウズベキスタンにおける研究型大学の創出に向けた取り組みの紹介がありました。最後に今回の訪問をきっかけとして、将来に向けて今後も交流していくことを確認しました。

高等中等専門教育省訪問

9月21日(水)からは、サマルカンドへ移動し、科学アカデミー考古学研究所、サマルカンド国立大学において事業説明会を開催しました。 科学アカデミー考古学研究所では約25名、サマルカンド国立大学では約20名が参加し、日本の大学·研究者との学術交流に対する関心の高さを伺わせました。

科学アカデミー考古学研究所での様子 サマルカンド国立大学での様子

最終日の9月23日(金)は、タシケントに戻り、科学アカデミー本部、世界経済外交大学における事業説明、そしてウズベキスタン大統領基金「ISTEDOD」への訪問を行いました。科学アカデミー本部では約85名の、科学アカデミー傘下の各研究所から研究者の参加があり、事業説明後の質問が活発に出て、JSPSの事業に対する関心の高さが示されました。世界経済外交大学では、教員や大学院生の約60名の参加がありました。ウズベキスタン大統領基金「ISTEDOD」は、ウズベキスタンの大学院生や若手研究者を研修目的で海外に派遣しており、研修受け入れ先の確保が喫緊の課題であるとのことでした。JSPSの事業について説明し、今後の協力について話し合いを行いました。

科学アカデミー本部での様子 世界経済外交大学での様子 大統領基金訪問

今回のウズベキスタン訪問を通して、廣田センター長より、JSPS事業についての広報をウズベキスタンの大学·研究機関に依頼するとともに、各機関からはJSPS事業に関するご協力をお約束いただきました。今回のウズベキスタン訪問をきっかけとして、日本での研究希望者が多く現れることが期待されます。