2016年11月12日(土)、首都師範大学(北京市)において「日本語作文スピーチコンテスト」(主催: 広島大学北京研究センター、後援:JSPS北京研究連絡センター)が開催されました。これは、広島大学北京研究センターが毎年中国北京市の首都師範大学にて開催している日中交流事業の一つであり、今回が11回目の開催となります。JSPSからは橋本真里国際協力員が来賓挨拶および審査委員を務めました。
今回のコンテストでは、事前に中国の大学の学生対象に、「米」に関する日本語の作文を募集し、34の大学から約700名の応募がありました。その中から第二次審査を得て特に優秀な6名を選定し、当日、スピーチ審査により、最優秀賞等を決定しました。
佐藤利行教授による開会の挨拶 |
橋本国際協力員による来賓挨拶 |
高橋恵子アナウンサーによる講演 |
コンテストに先立って広島大学理事·副学長の佐藤利行教授より開会の挨拶があり、続いて3名の来賓挨拶がありました。その後、記念講演として中国国際放送局日本語部の高橋恵子アナウンサーによる「日本語発音攻略~苦手を得意に~」が行われました。日本語、中国語、そして英語の違いを紹介して、具体例として日本語の拍についての言及がありました。
続いて優秀者に選ばれた、 大連外国語大学の董博文さん、 東華大学の馮婉さん、厦門大学の許雪真さん、北京第二外国語大学の唐晩閣さん、首都師範大学の沈潇萌さん、そして北京郵電大学の黄雯さんがスピーチを行いました。この日に向けてスピーチを準備してきた発表者たちの努力とその個性的な発表内容に、参加者たちは真剣に耳を傾け、また、家族との絆についての心温まる内容に心打たれて涙する参加者もいました。
最優秀賞を受賞した大連外国語大学の董博文さん |
東華大学の馮婉さん |
厦門大学の許雪真さん |
北京第二外国語大学の唐晩閣さん |
首都師範大学の沈潇萌さん |
北京郵電大学の黄雯さん |
最後に行われた表彰式では、この日のために熱心に指導した日本語教員に対して深く感謝の意を述べる発表者が多く、学生による日本語の学習成果の発表の場としてだけではなく、学生と教員との絆を感じることができる機会となりました。
JSPS北京研究連絡センターは希平会の事務局として、今後も引き続き日本の大学の中国における様々な活動を支援していく予定です。
関連URL:http://home.hiroshima-u.ac.jp/brc/bisai/index.html
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