2025年8月8日(金)、JSPS北京研究連絡センターは事務所の移転を記念し、新事務所のお披露目を兼ねた懇親会を開催しました。日本側からは在中国日本国大使館、科学技術振興機構(JST)、理化学研究所、大学関係者等にご参加いただきました。中国側からは、中国科学院(CAS)、中国社会科学院(CASS)、科学技術部、北京市科学技術研究院等の政府機関関係者、並びにJSPS中国同窓会の会員等、総勢36名にご参加いただきました。
開会にあたり、山口英幸センター長より挨拶があり、これまでのJSPSと中国との交流の歩みや関係者との思い出を振り返りつつ、深い感謝の意が述べられました。続いて、中国社会科学院国際合作局 岳云霞 副局長、日本国大使館 名子学 参事官、JSPS中国同窓会 劉山虎 会長(河南大学教授)より、それぞれ心温まるお祝いの言葉をいただきました。乾杯のご発声は、中国科学院国際合作局(元JSPS研修員) 張松林氏により行われ、和やかに会が始まりました。
JSPSは1981年に中国科学院から研修員を初めて受け入れて以来、2002年までに計21名の研修員を受け入れてきました。本イベントにはそのうち7名の方々にお越しいただきました。30年以上前、山口センター長とともにJSPS本部で仕事をしていた当時の思い出やご苦労が語られ、会場は懐かしい雰囲気に包まれました。
閉会にあたっては、中国科学技術部国際合作司 姜小平氏(元JSPS研修員)からご挨拶があり、盛会のうちに幕を閉じました。
なお、新事務所のセンター長室には、JSPS杉野理事長が今回の移転に際して揮毫された書「赤誠先手」が掲げられています。この言葉には、「異なる国・文化の方々と接する中で、常に真心をもって丁寧に対応するべきである」との理事長の思いが込められています。スタッフ一同、この精神を胸に、今後も誠実に業務に取り組んでまいります。
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