2009年3月8日、「 名古屋大学·北海道大学共同大学デー 」が清華大学主楼にて行われました。清華大学陳旭副学長、北海道大学佐伯浩総長、名古屋大学平野真一総長、 在中国日本国大使館 道上尚史公使、日本学術振興会北京研究連絡センター福西浩センター長らが出席しました。
清華大学陳副学長は挨拶の中で、清華大学と北海道大学、名古屋大学はともに人材育成の使命を担っており、双方は協力分野をさらに広げ、連携関係を推進していき、実りのある協力プロジェクトを展開していくことを期待していると述べました。北海道大学佐伯総長と名古屋大学平野総長は挨拶の中で、 それぞれの大学の特色や各研究科について紹介しました。
その後、留学経験者によるトークセッションや北海道大学の教員による学術講演が行われました。北海道大学出身の清華大学自動車工程学部王建昕教授と、名古屋大学出身の清華大学土木工程学部教授馬智亮教授は、それぞれ北海道大学と名古屋大学での留学体験を語り、現在従事している研究プロジェクトを紹介し、イノベーション精神に富む優秀な人材育成について自らの考えを述べました。北海道大学中戸川孝治教授と有村博紀教授は、それぞれ学術講演を行い、日本における近代ヨーロッパを起源とする学術研究の価値について検討し、情報科学研究科のグローバル COE プログラムについて紹介しました。
午後の部は、両大学はそれぞれ農学、生命科学、情報科学、物理化学などの研究科について紹介し、先端的な研究を発表しました。それと同時に行われた留学説明会では、大勢の中国人学生が集まり、熱心に質問をしていました。会場では北海道大学の学生サークル民謡研究会合唱団 「わだち」 による日本舞踊が披露されました。清華大学の大学関係者、教職員、学生約 300 名、北海道大学と名古屋大学から約 70 名余りが参加しました。 |