2012年4月28日、第2回日中韓若手研究者ワークショップ(実施機関:文部科学省(日本)、科学技術部(中国)、教育科学技術省(韓国) 協力機関:JSPS(日本)、CASTED、SSTEC(中国)、KIST(韓国))が開催され、北京研究連絡センターから佐々木センター長、水野副センター長が出席しました。
本ワークショップは、平成22年5月の日中韓サミットを契機に定期的に開催されているもので、3カ国間での若手研究者の協力や知の交流を促進することにより、新たな知の創出や3カ国研究による共同研究の推進及び3カ国の科学技術の向上を図ることを目的としています。第2回目の今年は、「New Technology, New Industries, New Development」をテーマに上海西郊賓館で開催されました。
開会式では、土田牧日本学術振興会国際事業部地域交流課長を始め各国の参加機関から開会の挨拶が述べられました。その後、3カ国の講演者による基調講演やIT、バイオテクノロジー、新エネルギーの3分野に分かれた分科会が行われ、参加した60名を超える若手研究者により、最新の研究発表やディスカッションが展開されました。
開会式で挨拶する土田牧日本学術振興会国際事業部地域交流課長
基調講演
分科会(IT分野)
分科会終了後に開催された閉会式には、3カ国の科学技術担当大臣(平野博文文部科学大臣(日本)、万鋼科学技術部長(中国)、李周浩教育科学技術部長官(韓国))も参加しました。最初に各分会会のモデレーターにより当日の議論の内容が紹介され、それぞれの研究分野における課題や今後の展望について報告がありました。続いて3カ国大臣によるスピーチが行われ、科学技術の分野で各国が共通する課題解決のために引き続き協力していくことを確認し、ワークショップは締めくくられました。
閉会式に参加する日中韓3カ国の大臣
次回は来年度に宮城県仙台市(日本)で開催される予定です。
ワークショップ日程(英語)
|