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北海道大学·湖南大学交流デー(報告)

2014年3月30日(日)に湖南省長沙の湖南大学大学で開催された「北海道大学‐湖南大学交流デー」(主催:北海道大学、湖南大学、後援:JSPS北京研究連絡センター)に、JSPS北京研究連絡センターから和田修センター長が出席しました。

このイベントは、北海道大学が協定を結んでいる大学と連携して、教職員·学生の相互交流を図ることを目的に毎年開催しているものです。

30日午前に湖南大学工商管理学院の大講堂で行われた開会式には、日曜日の午前中にも関わらず、北海道大学からの参加者35名を含め約300名の研究者、学生が参加しました。開会式は湖南大学国際合作与交流処の左権文処長の司会で進行しました。はじめに、湖南大学の趙躍宇学長が、「北海道大学の皆様を心から歓迎します。長い歴史と幅広い研究分野を有する両大学が交流することで、新しい学術研究の連携が生まれるものと期待します」と歓迎の挨拶を述べられました。続いて、北海道大学の上田一郎副学長が、交流デーを盛大に開催できたことに感謝の意を表し、今後ますます学術と教育の両面で湖南大学との交流を発展させていきたいと述べられました。

また、JSPS北京研究連絡センター和田センター長は、交流デーの来賓挨拶として「両大学間の学術協定は湖南大学国際合作与交流処の左権文処長と、北海道大学北京オフィスの野澤俊敬所長との間での綿密な準備を経て、昨年締結に至ったものです。また、この交流デーは、学生同士が直接交流できる、他に例を見ない活動であり、開催にあたりご尽力された両大学の先生方、大学職員の方々に敬意を表します。学生の皆さんにとっては、お互いの大学や研究などについて理解を深め、今後の留学や国際交流の足がかりとなる素晴らしい機会です。皆さんが中心になって今後益々両大学の連携が発展することをお祈りします」と述べました。

開会式の後半には、湖南大学国際合作与交流処の左権文処長と、北海道大学北京オフィスの野澤俊敬所長により、それぞれの大学を紹介するプレゼンテーションが行われました。その後日本側参加者は、キャンパス内にある千年学府(宋時代に創建された書院)の見学に招待されました。

午後には両大学の研究者と学生が文化、機械工学、農学、保健科学、生命科学、法学の6つの専門文科に分かれてセミナーと意見交換会に参加し、一日を通して交流を深めました。この中で両大学の研究内容など詳しい情報が交換され、北海道大学への留学志望者があらわれるなど、交流の成果が早くもあらわれ始めていました。

JSPS北京研究連絡センターでは、今後も中国国内における日本の大学の活動に支援をしていく予定です。