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天津大学における日本高等教育説明会(報告)

2014年4月28日(月)に天津大学(天津市)において在中国日本大使館主催の日本高等教育説明会が開催され、約60名の学生が参加しました。

今回の説明会は、在中国日本大使館広報·文化センター、科学技術振興機構(JST)とJSPSが日本の大学院における研究·教育および日本への留学プログラムについて説明するものです。説明会では、まず日本国大使館の名子学一等書記官から日本の大学の研究状況や各大学の特徴および国費留学制度の説明などが行われた後、JST北京代表所の中西章所長とJSPS北京研究連絡センター和田修センター長から、共同研究プロジェクトやフェローシップ制度についての詳しい説明が行われました。

JSPSの説明では、JSPS同窓会の理事をも務められている天津大学化工学院の楊全紅教授にご出席頂き、学生に向けてお話頂きました。楊先生は、研究者の自由な発想や独立性を尊重することの重要性を指摘され、ご自身の日本でのポスドク経験がその後の学術思想の確立に当たって「触媒」の役割を果たした、として留学·共同研究の意義を訴えられました。

今回の説明会では大学院生を対象に、大使館、JST、JSPSが関連プログラムをまとめて説明するもので、大学院生にとって体系的な情報が得られる貴重な機会になったと思われます。今後ともJSPSではこのような説明会の開催を積極的に企画していきます。

説明会の後、天津大学計算機科学·技術学院を訪問し、世界最大規模のスーパーコンピュータ天河1号を使った情報処理研究の説明を受けました。日本からの本田清志教授を含め他チームで活発な先端研究プロジェクトが進んでいる様子を見ることができました。