2015年3月15日（日）に、復旦大学（上海市）において、JSPS上海支部会を開催し、6名のJSPS同窓会員を含む146名が出席しました。今回の上海支部会は、中心となって企画をした復旦大学の王久存先生の所属する国際硬皮病臨床研究ネットワーク（InSCAR）との合同イベントとして執り行われたこともあり、特に医学分野から多数の研究者が出席されました。

冒頭では、復旦大学の金力副学長による開会の挨拶に続き、InSCAR会長、和田センター長から挨拶がありました。和田センター長からは、JSPS中国同窓会の活動として、同窓会員と協力して総会の他にも毎年2～3回の頻度で支部会を開催し、今年度からは日本から研究者を招いて学術セミナーをあわせて行い、日中間の研究交流活性化を図っていることの報告、そして、会の準備をお進めくださった王教授への謝意が述べられました。

学術セミナーでは、日本から国立成育医療研究センター研究所の梨井康教授、梅澤明弘副所長をお招きし、それぞれの専門分野について講演をいただきました。また、その他にも米国や韓国から総勢10名の研究者による講演が行われ、日中間のみにとどまらないグローバルな研究交流の場となりました。

会の終了後に行われたレセプションでは、王教授よりJSPSの研究支援に対する謝意が述べられるとともに、今後もJSPSの事業を利用するなどして、国際的な研究協力を推進していきたいとのお話がありました。

このように、JSPS中国同窓会は、支部会活動にも力を入れて取り組んでおります。JSPS北京研究連絡センターでは、今後もJSPS中国同窓会と協力し、同窓会ネットワークを生かした研究交流を促進していきます。