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第3回日中科学フォーラム開催

2010年3月15日(月)·16日(火)の2日間、湖北省武漢にて日本学術振興会( JSPS )と中国国家自然科学基金委員会(NSFC ) の共催による第3回日中科学フォーラムが開催されました。

今回のテーマは「 Diseases Prevention and Control 」で、 中国科学院( CAS )武漢ウイルス学研究所により本フォーラムが運営されました。 日本側は 国立感染症研究所の宮村達男所長、中国側は中国工程院院士である 復旦大学上海医学院病原微生物研究所の聞玉梅所長が中心となり、感染症分野において第一線で活躍している両国の研究者·大学院学生·学術助成機関関係者、約 120 名参加しました。

開会式では福西浩 JSPS 北京研究連絡センター長、張英蘭 NSFC 国際合作局アジア·アフリカ及び国際組織処処長、陳維平 CAS 国際合作局高級業務主管及び陳新文 CAS 武漢 ウイルス学研究所所長がそれぞれ本フォーラムの開催を祝うとともに、日中学術交流の重要性について述べました。その後の基調講演では、 聞所長は中国における B 型肝炎の最新の研究成果について、 宮村所長は感染症分野における日本と中国及びアジア諸国との協力の取り組みについて述べました。その後、 肝炎·結核·インフルエンザ· HIV/AIDS ·細菌ゲノムのセッションがあり、活発な議論が展開されました。

本フォーラムは、感染症の予防とコントロールのためアジア地域の研究者が連携して取り組むべき緊急の課題について、日中の研究者が意見交換を行いました。今回のフォーラムを契機として、この分野における今後の日中学術交流が急速に促進されることが期待されます。