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第八回中日高等教育交流討論会(報告)

2011年4月9日、北京市にある北京民族飯店で第八回中日高等教育交流討論会が開催されました。本シンポジウムの主催は桜美林大学と中国教育国際交流協会で、当センターが後援をしました。

2004年より桜美林大学と中国教育国際交流協会が実施してきた中日高等教育交流討論会(以下:討論会)は本年をもって8回目となりました。この討論会は、1年に1回、日本と中国で交互に実施されているもので、日中の高等教育関係者により、両国の立場に立って高等教育事情の研究発表、情報交換が行われています。

第八回討論会は「現代大学制度の確立と大学の社会的責任(USR)·役割 -高等教育国際化の視座から」をテーマに行われました。日本側より3名の発表、中国側からは4名の発表が交互に行われ、午前の第一セッション、午後からの第二セッションに分けて開催されました。日本側からは「現代大学制度の確立」、「大学の社会的責任と役割-大学教育の質保障の観点から-」、「高等教育の国際化」、中国側からは「現代大学制度の本土資源」、「高等教育の質保障-中外合作弁学の認証について」、「大学の社会的責任-文化の伝承と文化の交流」、「教育計画要綱を着実に貫徹し、教育の国際交流協力水準の向上に努める」の発表が行われました。それぞれの発表のあと2~3の質問時間を設け、各セッション終了前にあらためて発表者との討論会が実施されました。中でも「大学の社会的責任」という課題については、近年中国でも研究が進んでおり、両国の参加者による活発な議論が行われました。