2016年11月15日(火)～16日(水)、 2015年度より北京研究連絡センターの業務対象範囲となっているキルギス共和国において、複数の教育研究機関の訪問及びJSPS事業説明会の実施による広報活動を行いました。

11月15日(火)は、キルギス共和国日本人材開発センター、教育省、キルギス国立総合大学、 サイエンスアカデミー、および中央アジア大学を訪問しました。教育省ではMuratov副大臣を訪問し、JSPS国際事業とJSTさくらサイエンスを教育省を通じて広報すること、また教育省内にJSPSとの国際交流事業の連絡担当窓口を設けることを依頼しました。続いて訪問したキルギス国立総合大学、サイエンスアカデミーでは、廣田センター長より二国間交流事業及び外国人特別研究員プログラムを中心としたJSPS事業説明を行いました。若手研究者から教授クラスまで、キルギス国立総合大学では65名、サイエンスアカデミーでは47名が参加し、事業説明後には、質問が活発に出て、JSPSの事業に対する関心の高さが示されました。

翌日の11月16日(水)は、キルギス·ロシア·スラブ大学、在キルギス共和国日本国大使館、そしてJICAキルギス共和国事務所を訪問しました。キルギス·ロシア·スラブ大学では、 まずはじめにLelevkin副学長より大学の特色や強み、現在の日本との交流状況について紹介があり、次に廣田センター長よりJSPSの概要の説明がありました。日本の協定大学への留学が決まっている若手研究者からは、JSPSのプログラムの申請方法について質問があり、また既に日本の研究者との共同研究実績のある研究者からは、相手側研究者の申請資格に関する具体的な質問がありました。 続いて、在キルギス共和国日本国大使館山村嘉宏大使を表敬訪問し、最後に訪問したJICAキルギス共和国事務所では、将来に向けて今後もJSPSと交流していくことを確認しました。

今回のキルギス共和国訪問を通して、JSPS事業についての広報をキルギスの大学·研究機関に依頼するとともに、各機関からはJSPS事業に関するご協力をお約束いただきました。今回の訪問をきっかけとして、日本への研究希望者が多く現れることが期待されます。