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第2回日中科学フォーラム「四川大地震と防災科学技術 」開催

2009年3月9日~10日、国家自然科学基金委員会と中国地震局地球物理研究所の協力を得て、日本学術振興会と中国地震局が共催した第2回日中科学フォーラム「四川大地震と防災科学技術 」が 北京にて開催されました。

中国地震局国際合作司趙明副司長、国家自然科学基金委員会国際合作局常青副局長、在中国日本国大使館片山和之公使、日本学術振興会国際事業部地域交流課前澤綾子課長らが開幕式に挨拶を行いました。引き続き、日中両国の専門家による学術講演が行われました。

1. 張培震氏:" Coseismic Deformation and Mechanism of the 2008 Wenchuan Earthquake, Sichuan, China ";

2. 増子宏氏:" Earthquake Research Promotion following the Great Hanshin-Awaji Earthquake ";

3. 高孟潭氏:" Great Earthquake Disaster Mitigation-lessons from the Wenchuan Earthquake ";

4. 貝原俊民氏:" How Countermeasures for Natural Disasters Should Be – Working through the Great Hanshin-Awaji Earthquake "。

本フォーラムは、 地震予知、地震防災、復旧対策の分野で日中双方の研究者が連携し、現在緊急に必要とされる巨大地震の防災や復旧対策に関する研究を推進していくことを目的に実施しました。 中国地震局地球物理研究所高孟潭副所長と早稲田大学濱田正則教授が本フォーラムのチェアマンをつとめ、二日間の会議では、日中双方の研究者たちにより地震及び活断層、土砂災害及び建築物災害、災害後の復旧対策など三つのテーマを中心に、幅広い学術交流が行われました。中長期的観点から今後の両国の協力の方向性についても議論が行われました。

今回のフォーラムでは、 口頭発表、ポスター発表、企業による展示が行われました 。フォーラム終了後、一部の専門家は四川へ行き、汶川地震の震災地にて現地調査を行いました。